歌手: Salyu
时长: 05:36
有刺鉄線 - Salyu[00:00:00]
作词:小林武史 作曲:小林武史[00:00:01]
空をいくつかに分かれさせている[00:00:27]
高速道路の下で[00:00:31]
壊れたビルや 壊れた車が[00:00:35]
捨てられている景色が[00:00:40]
無人の街を作っている[00:00:44]
多分立ち入りを禁じた看板[00:00:53]
ひびが入って転がり[00:00:57]
カラスにとっては 慣れてるだけで[00:01:01]
欲しいものも無さそうで[00:01:06]
そこで境界線を作っていたのは[00:01:09]
黒くさびれて ねじ曲がっている[00:01:18]
ずっと忘れられている もの[00:01:27]
太陽の光浴びながら[00:01:33]
有刺鉄線はそこにあった[00:01:37]
淀んだ空気に揺れながら[00:01:42]
私はボーダーのどちら側にいる[00:01:46]
いるのかな[00:01:54]
遠ざけてたのは 置き去りにしてた[00:02:07]
街や人々の過去で[00:02:11]
私がしばらく 遠ざけたものも[00:02:15]
どこかに転がってそうで[00:02:20]
ここが夢のスクラップ工場[00:02:23]
だったならいいのに[00:02:29]
そこで気づいた 有刺鉄線に[00:02:41]
まるで寄り添うように這っていた[00:02:46]
緑の蔦のような命が[00:02:50]
ずっと這いつくばって 延びてた[00:02:54]
太陽の光浴びながら[00:03:00]
有刺鉄線と 生きていた[00:03:05]
淀んだ空気に揺れながら[00:03:10]
そこには意味などあるのかどうかさえ[00:03:13]
関係がない[00:03:21]
隔てようとする力と[00:03:40]
生き抜こうとする力と[00:03:45]
まるで裏と表のようで[00:03:49]
表と裏ではないもの[00:03:53]
太陽の光浴びながら[00:04:00]
有刺鉄線はそこにある[00:04:05]
私がずっと 遠ざけたものが[00:04:09]
自分自身だと気づく[00:04:14]
有刺鉄線がそこにあっても[00:04:20]
多分そこには ボーダーはない[00:04:24]
淀んだ空気が揺れている[00:04:29]
そこには きっと 出口があるから[00:04:33]
わたしはそっと心の中の[00:04:47]
有刺鉄線を切った[00:04:52]