[00:00:00] Dr.リアリスト - 速水奨 (ジュリアス) [00:00:01] 作曲:cosMo(暴走P) [00:00:01] 編曲:cosMo(暴走P) [00:00:02] 「『幻想(シアタ)』に満足する臆病な子豚たちよ [00:00:05] 君たちは『真実』に興味はないかね?」 [00:00:21] ――退し行く人類は知った [00:00:23] 「『肉体(からだ)』動かす『燃(かて)』が在れば [00:00:26] 『生』謳えると信じた [00:00:30] しかしながら『火種(きぼう)』無くして [00:00:33] 『精神(こころ)』の火は灯せない [00:00:38] 灯(あかり)を失った『精神(こころ)』は [00:00:41] 死神に恋をする [00:00:45] 絶望遠ざけるために [00:00:48] 穏やかな『幻想(うそ)』が必要だった」 [00:00:55] 滅び行く人類は考えた―― [00:00:58] 「大事な『記憶(こころ)』 [00:01:00] 『願い星(ステラ)』に預け [00:01:02] 『幻想(うそ)』に逃げるシステムを」 [00:01:07] 「街の秘密については、 [00:01:09] いずれ私の娘達から聞くことになるだろう。 [00:01:11] ここから先は……」 [00:01:14] 「私の『見解(はなし)』を聞いてもらおうか」 [00:01:19] かつて科学という [00:01:20] 『真理(せかい)』の探求をする装置があった [00:01:24] かつて歴史という [00:01:26] 『真理(せかい)』に近づく試行錯誤があった [00:01:29] ---優しい『幻想(うそ)』に抱かれた [00:01:34] この『劇場(まち)』を [00:01:36] どうしても好きになれない--- [00:01:42] 『法則(かみ)』を手懐け [00:01:44] 『終焉(けつまつ)』を書き換える武器であった [00:01:46] それを [00:01:47] 『妄想(うそ)』作るために [00:01:49] 拝借するなんて それは [00:01:53] 先人への冒涜ではないかね? [00:02:12] 『事実(それ)』は耐え難き辛苦で [00:02:15] 忘却すべき忌まわしき過去なのだろうか? [00:02:19] 『現実(やみ)』に背を向け [00:02:21] 『幻想劇場(シアタ)』に縋る [00:02:23] 堕ちた哀れな民よ [00:02:24] 己を封して得られる安穏 [00:02:28] それは偽りの幸福と知れ!! [00:02:30] 立ち向かいなさいお嬢さん [00:02:33] 幼子のごとく耳目ふさぐのをやめて [00:02:37] <<真実に向かえ!>> <<劇場は幻影>> [00:02:42] <<摂理に向かえ!>> <<劇場は『消失へ至る鏡』>> [00:02:48] 『事実(それ)』は耐え難き辛苦で [00:02:51] 忘却すべき忌まわしき過去なのだろうか? [00:02:55] 『現実(やみ)』を恐れて [00:02:57] 『幻想劇場(シアタ)』に逃げて [00:02:59] 誇り捨てた民よ [00:03:00] 健気に真実と闘う [00:03:03] 若きの姿のなんと美しきことか!! [00:03:06] 立ち向かいなさい少年よ [00:03:09] 無気力にすべてを諦観するのは [00:03:12] 終わりにしないか!! [00:03:20] 人類のための幸福とは何か!? [00:03:23] すべての救済という理想論なのか!? [00:03:26] 0の終末に100の愚を犠(にえ)し [00:03:29] 1の希望に変える事ではないか!? [00:03:32] 「冷酷」などではない それは純粋な好奇心 [00:03:38] 夢幻に閉ざした『脚本(ジオラマ)』ではなく [00:03:41] 無限に広がる『可能性(パノラマ)』が見たいだけなのだ [00:03:50] 偉大なる科学は証明する [00:03:51] 真実の探求こそ正義だと [00:03:53] 解(ほつ)れなき歴史は証明する [00:03:55] 力無き正しさに価値はないと [00:03:57] 「君たちが生きているだけで [00:03:58] 『未来(かて)』は消費される [00:04:00] それを 何も生まない『妄想(うそ)』に投ずるなんて」 [00:04:04] 「全く 愚かで馬鹿げた行為ではないかね?」 [00:04:08] 忌むべき過去も残酷な現在(いま)も [00:04:11] 決して無価値なものではない [00:04:14] 『現実(ひかり)』を知らず『楽園(シアタ)』で眠る