歌手: 鹿乃
时长: 04:17
想像フォレスト(じん) - 鹿乃[00:00:00]
夏風がノックする[00:00:00]
窓を開けてみると[00:00:02]
何処からか迷い込んだ鳥の声[00:00:05]
読みかけの本を置き[00:00:10]
「何処から来たんだい」と笑う[00:00:13]
目隠ししたままの午後三時です[00:00:15]
世界は案外シンプルで[00:00:21]
複雑に怪奇した[00:00:23]
私なんて誰に理解もされないまま[00:00:26]
街外れ森の中[00:00:32]
人目につかないこの家を[00:00:34]
訪れる人などいない訳で[00:00:37]
目を合わせないで[00:00:41]
固まった心一人ぼっちで諦めて[00:00:43]
目に映った無機物に[00:00:47]
安堵する日々は[00:00:50]
物語の中でしか[00:00:53]
知らない世界に[00:00:55]
少し憧れることくらい[00:00:56]
許してくれますか?[00:00:59]
淡々と流れ出した[00:01:04]
生まれてしまった理不尽でも[00:01:06]
案外人生なんで私の中じゃ[00:01:09]
ねぇねぇ突飛な未来を[00:01:14]
想像して膨らむ世界は[00:01:17]
今日か明日でも[00:01:20]
ノックしてくれないですか?[00:01:23]
なんて妄想なんかして[00:01:27]
外を眺めていると[00:01:29]
突然に聴こえてきたのは喋り声[00:01:31]
飲みかけのハーブティーを[00:01:37]
机中に撒き散らし[00:01:40]
「どうしよう」と[00:01:42]
ドアの向こうを見つめました[00:01:43]
「目を合わせると[00:01:46]
石になってしまう」[00:01:48]
それは両親に聞いたこと[00:01:50]
私の目もそうなっている様で[00:01:53]
物語の中なんかじゃ[00:01:58]
いつも怖がられる役ばかりで[00:02:00]
そんなこと知っている訳で[00:02:03]
トントンと響きだした[00:02:09]
ノックの音は初めてで[00:02:11]
緊張なんてものじゃ[00:02:15]
足りないくらいで[00:02:17]
ねぇねぇ[00:02:20]
突飛な世界は想像しているよりも[00:02:21]
実に簡単にドアを[00:02:25]
開けてしまうものでした[00:02:28]
目を塞ぎうずくまる姿に[00:02:52]
その人は驚いて[00:02:54]
「目を見ると[00:02:57]
石になってしまう」と[00:02:58]
言うとただ笑った[00:03:00]
「僕だって石になってしまうと[00:03:02]
怯えて暮らしてた[00:03:06]
でも世界はさ[00:03:08]
案外怯えなくて良いんだよ?」[00:03:09]
タンタンと鳴り響いた[00:03:14]
心の奥に溢れてた[00:03:17]
想像は世界に少し鳴り出して[00:03:20]
ねぇねぇ突飛な未来を[00:03:25]
教えてくれたあなたが[00:03:27]
また迷ったときは[00:03:31]
ここで待っているから[00:03:34]
夏風が今日もまた[00:03:57]
あなたがくれた服の[00:03:59]
フードを少しだけ揺らしてみせた[00:04:02]