所属专辑:アザレアの心臓
歌手: トーマ
时长: 03:47
廃景に鉄塔、「千鶴」は田園にて待つ。 (废景中的铁塔,千鹤在田园中等待。) - トーマ (Tohma)[00:00:00]
词:トーマ[00:00:10]
曲:トーマ[00:00:21]
どこかくすんだ九月の日[00:00:32]
枯れだす大気は[00:00:34]
季節を掻き毟った[00:00:36]
母胎の森はいつもより[00:00:38]
騒ぎ立てていた[00:00:41]
教室の水槽が消え[00:00:51]
幾千の魚が[00:00:53]
海岸に打ち上がった[00:00:55]
不吉にも僕は[00:00:57]
自転車でカラスを轢いた[00:00:59]
山小屋の羊たちの鳴き声は[00:01:02]
何処へ行ったろうか[00:01:05]
ずっと長い未来から[00:01:07]
逃げ出すみたいに[00:01:09]
「ウージの眼」と呼ばれる[00:01:12]
巨大な送電塔は[00:01:14]
赤く赤く染め上がって[00:01:15]
見下ろしていた[00:01:18]
閑静な廃景に鉄塔[00:01:25]
田園に浸かって[00:01:27]
簡単なカメラで僕を写した[00:01:29]
唐突に視界に入った[00:01:32]
黒い制服の彼女は口を開いた[00:01:34]
「あなたは[00:01:39]
私の産まれ変わりなの」[00:01:40]
そう言ってすぐに[00:01:42]
背を向けて去った[00:01:44]
焼き付いて離れない表情から[00:01:46]
もう逃げられない[00:01:48]
夕暮れがアスファルトを焼く[00:01:59]
単調に焚きだす祭囃子を抜け[00:02:01]
綺麗な字が書かれた[00:02:04]
紙切れをまた見た[00:02:07]
線路に導かれて[00:02:09]
聞かない駅二番ホーム[00:02:13]
そこには予告通り彼女はいた[00:02:18]
手には枯れた花束を[00:02:24]
持っていた[00:02:26]
静寂な夜を歩いた[00:02:27]
会話もなかった[00:02:30]
塞がれた[00:02:31]
石のトンネルがあった[00:02:32]
板張りの隙間から[00:02:35]
奥の方に鳥居が僅かに見えた[00:02:36]
「あなたの産まれる前の日のこと[00:02:41]
16年前の今日を教えてあげる」[00:02:45]
花を供えた目は泣いていた[00:02:48]
これはまだ始まりだった[00:02:50]
守られない命も[00:03:03]
隠したことも[00:03:08]
ほんの些細な言葉も[00:03:13]
誰かが背負っていた[00:03:18]