歌手: BITE THE LUNG
时长: 03:53
12人しかいない安い芝居小屋で[00:00:00]
役者は汗をかいて必死に演じてる[00:00:05]
何度もかみながら何度もやり直す[00:00:10]
照明なんてない 暗い晴れ舞台[00:00:15]
カーテンコール - BITE THE LUNG[00:00:20]
作詞:遠藤満[00:00:23]
作曲:遠藤満[00:00:24]
退屈そうな客 『早く終わらないか』[00:00:30]
催促している冷酷な視線[00:00:36]
それでも奴は目をそらさずに誠心誠意の演技[00:00:40]
目つきひとつで存在の放棄なんてしたくない[00:00:45]
誰にも奪われたくない[00:00:50]
『いつかはそこにある階段を昇って、[00:00:53]
完璧な姿で生きていきたいんだ![00:00:58]
たくさんの余裕を持って…』[00:01:03]
役になりきろうと台詞を丸暗記[00:01:16]
髪も伸ばして必死になりきった[00:01:21]
人あたりが悪い奴なので誰とも口をきかずに[00:01:26]
塞がってばかりいたら[00:01:31]
大事な人が離れていっても気づけなかった[00:01:33]
『客観的にみて価値はないけれども、[00:01:39]
僕が存在する理由がそこにあり[00:01:44]
そこでしか意味をなさないから』[00:01:48]
『やがて視界をさえぎっていく幕を[00:02:18]
ずっと見届けてすべてが終わって[00:02:23]
カラの客席におりてみた[00:02:28]
なんだかそこにあったものが怖くて仕方がなかった[00:02:31]
現実と夢をはっきり区切ってたような気がしたんだ』[00:02:37]
そして奴はひとりきりでカーテンコールをする[00:02:43]
そこから見えたものは等身の自分[00:02:47]
何もない景色 見守っていたのは13人目の客[00:02:50]
離れていった大事な人だ[00:02:56]
『夢を見せるのが僕の生きがいだよ[00:03:00]
夢を与えて君といたかった[00:03:05]
余裕をもつために役に没頭して[00:03:10]
カーテンコールまでやっと辿りついた[00:03:15]
でも一人になってはじめて気づいたよ[00:03:21]
存在だけなのにやたらと不自然だ』[00:03:25]
影は光になって[00:03:30]
辺りを照らして カーテンは下りた[00:03:33]
おわり[00:03:46]