歌手: 三波春夫
时长: 08:36
俵星玄蕃 - 三波春夫 (みなみ はるお)[00:00:00]
词:北村桃児[00:00:06]
曲:長津義司[00:00:12]
槍は錆びても[00:00:18]
此の名は錆びぬ[00:00:23]
男玄蕃の 心意気[00:00:28]
赤穂浪士の かげとなり[00:00:38]
尽す誠は 槍一筋に[00:00:43]
香る誉れの 元禄桜[00:00:53]
姿そば屋に[00:01:10]
やつしてまでも[00:01:15]
忍ぶ杉野よ せつなかろ[00:01:20]
今宵名残に 見ておけよ[00:01:30]
俵崩の 極意の一と手[00:01:35]
これが餞け 男の心[00:01:45]
涙をためて振り返る[00:02:02]
そば屋の姿を呼びとめて[00:02:15]
せめて名前を聞かせろよと[00:02:23]
口まで出たがそうじゃない[00:02:29]
云わぬが花よ人生は[00:02:38]
逢うて別れる運命とか[00:02:48]
思い直して俵星[00:02:55]
独りしみじみ呑みながら[00:03:02]
時を過ごした真夜中に[00:03:09]
心隅田の川風を[00:03:16]
流れてひびく勇ましさ[00:03:20]
一打ち二打ち三流れ[00:03:23]
あれは確かに確かにあれは[00:03:27]
山鹿流儀の陣太鼓[00:03:34]
時に元禄十五年十二月十四日[00:04:03]
江戸の夜風をふるわせて[00:04:06]
響くは山鹿流儀の陣太鼓[00:04:09]
しかも一打ち二打ち三流れ[00:04:11]
思わずハッと立ち上がり[00:04:13]
耳を澄ませて太鼓を数え[00:04:15]
おう 正しく赤穂浪士の討ち入りじゃ[00:04:18]
助太刀するは此の時ぞ[00:04:21]
もしやその中にひるま別れた[00:04:23]
あのそば屋が[00:04:25]
居りあわせぬか[00:04:26]
名前はなんと今一度[00:04:27]
逢うて別れが告げたいものと[00:04:31]
けいこ襦袢に身を固めて[00:04:33]
段小倉の袴 股立ち高く取り上げし[00:04:34]
白綾たたんで後ろ鉢巻眼のつる如く[00:04:37]
なげしにかかるは先祖伝来[00:04:40]
俵弾正鍛えたる[00:04:42]
九尺の手槍を右の手に[00:04:44]
切戸を開けて一足表に出せば[00:04:46]
天は幽暗地は凱々たる[00:04:50]
白雪を蹴立てて行手は松阪町[00:04:52]
吉良の屋敷に来てみれば[00:05:07]
今 討ち入りは真最中[00:05:21]
総大将の内蔵之助[00:05:24]
見つけて駆け寄る俵星が[00:05:30]
天下無双のこの槍で[00:05:35]
お助太刀をば致そうぞ[00:05:38]
云われた時に大石は[00:05:44]
深き御恩はこの通り[00:05:48]
厚く御礼を申します[00:05:51]
されども此処は此のままに[00:05:55]
槍を納めて[00:05:59]
御引上げ下さるならば有り難し[00:06:00]
かかる折りも一人の浪士が[00:06:08]
雪をけたてて[00:06:17]
サク サク サク サク サク サクー[00:06:19]
先生 おうッ そば屋か[00:06:23]
いや いや いや いや[00:06:30]
襟に書かれた名前こそ[00:06:32]
まことは杉野の十兵次殿[00:06:36]
わしが教えたあの極意[00:06:39]
命惜しむな名おこそ惜しめ[00:06:43]
立派な働き祈りますぞよ[00:06:47]
さらばさらばと右左[00:06:51]
赤穂浪士に邪魔する奴は[00:06:55]
何人たりとも[00:06:59]
通さんぞ[00:07:01]
橋のたもとで石突き突いて[00:07:03]
槍の玄蕃は仁王立ち[00:07:06]
打てや響けや 山鹿の太鼓[00:07:34]
月も夜空に 冴え渡る[00:07:43]
夢と聞きつつ 両国の[00:07:54]
橋のたもとで 雪ふみしめた[00:07:58]
槍に玄蕃の 涙が光る[00:08:08]