所属专辑:窓の日
歌手: 矢野絢子
时长: 05:17
ふたつのプレゼント - 矢野絢子[00:00:00]
词:矢野絢子[00:00:05]
曲:矢野絢子[00:00:10]
クリスマスが来るたび私の名前を[00:00:16]
思い出す人がいるのを[00:00:20]
私は知っている[00:00:22]
どんなに時が経っても[00:00:24]
たった一瞬でも[00:00:26]
その人はきっと私の名前を[00:00:27]
思い出してくれる[00:00:30]
二つの時に引っ越した[00:00:36]
小さな町は田舎町[00:00:38]
家と山と畑ばかりで[00:00:40]
浅い川が流れてた[00:00:42]
父さん母さん仕事人スーツと[00:00:44]
白衣がかっこよくて[00:00:46]
新しい家で兄ちゃんと[00:00:48]
二人の夜も怖くなかった[00:00:50]
雨が降ったら町中川で[00:00:54]
茶色い水にどぶって遊ぶ[00:00:56]
探検隊や姫や絵描きや[00:00:58]
毎日遊んで忙しい[00:01:00]
小学校になるころ[00:01:02]
父さんは一人はぐれてた[00:01:04]
働き者の母さんの後姿は[00:01:06]
真っ直ぐだった[00:01:09]
いつからか四人の朝食は[00:01:12]
空気が重いと知っていた[00:01:14]
私は一人しゃべって笑って[00:01:16]
知らないふりをしていたさ[00:01:18]
大好きな友達と[00:01:20]
日が暮れるまで遊んで帰り[00:01:22]
黙って私の布団で泣く[00:01:24]
母さんと眠ったよ[00:01:26]
時々だけど父さんは[00:01:30]
私を連れて日曜市へ[00:01:32]
父さんの真似してみたり[00:01:34]
ぶら下がって歩いてみたり[00:01:36]
一番嫌いなお正月は[00:01:38]
父さんと会社の人たち[00:01:40]
お酒臭くてうるさくてでも[00:01:42]
お年玉はしっかりもらった[00:01:45]
小学校も終わる頃[00:01:48]
父さんは煙になった[00:01:50]
怒鳴り声と叫び声[00:01:52]
あの日私は知らないふりをやめた[00:01:54]
恐ろしいほど静かで[00:01:57]
めちゃくちゃな部屋に飛び込み[00:01:58]
母さんの体を拭き[00:02:01]
包丁をしまって外に飛び出した[00:02:02]
病院を出た母さんと[00:02:07]
狭い汚いアパートに逃げた[00:02:09]
列車が行く度大地震[00:02:11]
秘密基地みたいなとこだった[00:02:13]
電車に乗って学校にいくのも[00:02:15]
面白かったけど[00:02:17]
兄ちゃんの姿が[00:02:19]
どうしても見えなくて[00:02:21]
中学一年になってから[00:02:25]
隣の町に引っ越した[00:02:27]
新しい町と暮らしに[00:02:29]
父さんの影も消えた[00:02:31]
母さんは母さんでなく[00:02:33]
一人の生きる女として[00:02:35]
初めて弱さと強さを見せ[00:02:37]
一番の友達になった[00:02:39]
一年余り暮らした町から[00:02:43]
又この町に戻ってきた[00:02:46]
三人で手をつないで戻ってきた[00:02:47]
それぞれの暮らしが[00:02:52]
あの浅い川のように[00:02:53]
ゆっくり流れ出した[00:02:56]
小さな町に戻って[00:03:02]
最初のクリスマス[00:03:04]
一人で家に帰ると[00:03:06]
玄関に立てかけてあった[00:03:08]
一輪の赤いバラと[00:03:10]
ポインセチアの鉢植え[00:03:12]
メッセージも何もなかったけど[00:03:14]
すぐに気づいた[00:03:17]
背中に丘の夕日が[00:03:20]
消えていくのを感じていた[00:03:22]
一人でここに来て[00:03:25]
置いてった姿を思った[00:03:26]
涙が頬を伝って落ちた[00:03:28]
初めての静けさ[00:03:31]
なんて静かな二つのプレゼント[00:03:33]
ひとつひとつの悲しみの中[00:03:41]
父も母も兄もみんな[00:03:43]
精一杯だった[00:03:45]
私は一人しゃべって笑って[00:03:49]
知らないふりをしていたよ[00:03:51]
それでも幸福としかいえない[00:03:53]
子供時代が終わった[00:03:55]
自分らしく生きる事が[00:03:59]
愛する事や許す事だと[00:04:03]
知らないうちに学んでた[00:04:08]
私の大切なあの時代[00:04:10]
クリスマスが来るたび私の名前を[00:04:16]
思い出す人がいるのを[00:04:20]
私は知っている[00:04:22]
どんなに時が経っても[00:04:24]
たった一瞬でも[00:04:26]
その人はきっと[00:04:28]
私の名前を思い出してくれる[00:04:29]
元気でいます[00:04:34]
歌を歌っています[00:04:38]
十二月二十五日[00:04:42]
私は二十五になったよ[00:04:46]